2012年2月アーカイブ

福知山線脱線事故の判決

107人が死亡するという未曾有の大事故となった、JR福知山線での
脱線事故で、業務上過失致死傷罪に問われていたJR西日本社長だが、
一審で無罪という判決が下り、検察側も控訴を断念し、無罪が確定した。

どうして直接現場を指揮していなかった社長が告訴されたのか、
それは事故当時、安全対策を統括する鉄道本部長であった社長が、
現場のカーブの危険性を予知できたのに、事前に整備などの対策を
行わなかったから、ということであるらしいが、無罪となった理由は、
社長まで現場の情報が伝わっていなかったというものであり、
かなり強引な告訴であったことが窺える結果となった。

確かに、何か問題が発生した際の責任は、例え自分が指示した
わけではなかったとしても、総責任者にあると言える。

しかしながら、さすがに過失致死の責任まで問うのはあんまりだし、
これで有罪判決が出てしまったら、企業が絡んだ交通事故などは
責任者にも刑事責任がある、ということになってしまう。

運転していた運転手は死亡したわけだし、事故を起こした人間に
罰を与えたい、という遺族の思いもわかるのだが、こればっかりは
納得してもらうしかないだろうと思う。
検察が断念したのも当然の話であるし。

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